今日もみんなと居酒屋
2007年 11月 23日
某音楽大学の「ヴェルディ・レクイエム」を聴きに合唱団の仲間たちと上野へ。
さすがに専門的に勉強している人たちの声は良かった。
安定しているし。素人集団みたいに吼えないし、怒鳴らないし(笑)。
でも、ちょっと物足りなかったのも事実。
素人合唱団に混じる、艶を失った声。
今まで邪魔だと思っていた、あまり美しくない声。
あれも、ありなのかな、と。
必要とまではいかないけれど、あってもいいのかな、と。
若いきれいなだけの声じゃあ、レクイエムは難しいかも。
なんか、死が身近じゃないのよね。おどろおどしさがないというか。
燦然と輝く明るい未来が目の前に広がっている若い人たちと、(私も含めて)人生のカウントダウンが始まりかけている人たちとじゃ、やっぱり「死」に対する現実味が違う。
ひとつひとつの言葉や音楽に対する思いや実感が違いすぎるのは仕方ないのかなぁ。
などと言いつつ、自分の声の悪さを正当化しようとする私なのであった(苦笑)。
by mumbling-miau
| 2007-11-23 23:33